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効果のある方法さえ確立すれば、後は学習・トレーニングを継続さえすれば、外国語の力は向上していきます。しかし、人間には気分の浮き沈みがあり、機械のごとく淡々と一定のリズムを刻んでいくのは至難の業です。学習を続けていくためには心理的、人間工学的な工夫も必要になります。この章では、英語の学習・トレーニングを継続するためのさまざまなアドバイスを提供していきます。


英語の学習を始める人には、倦怠を当然の事として予期しておくことを薦めます。折角胸をわくわくさせて学習を始めるところなのに、のっけから水をさすようなことを言いやがる、とお思いかもしれません。しかし、物事には予防策というものが必要です。倦怠は外国語の学習において避けて通れない、そして継続を妨げる最も大きな問題です。これは英語を学習するすべてのレベルの人に共通の問題です。しかし中級程度のレベルに達した人なら、英語学習に付きまとう倦怠はよくご承知だし、またその処し方もご存知でしょう。倦怠の問題について特にアドバイスしたいのは、この問題に対して免疫のない初心者の方々です。

英語の学習を続けることは難しいことですが、英語学習を始めた人の90パーセント以上は初心者の段階で学習を放り出します。学習を始めて程なく訪れる倦怠を上手く処理できないことが第一の原因です。外国語には華やかで楽しげなイメージが付きまといます。確かに、流暢な英語を操りパック旅行ではなく個人旅行を楽しんだり、翻訳を介さず英語の原作を読めたりすることは快適なことでしょう。しかし、こうしたことは英語学習の成果として訪れる状態で、学習を始めた翌日に成就されるものではありません。成果を上げるためにはある程度単調なプロセスが必要です。

外国語の学習はどこか結婚に似ています。多くの人は愛する相手と共に暮らすことは、喜びが永久に続くことだと信じ結婚生活を始めます。しかし、熱に浮かされたような歓喜の日々が続くのは、数週間から数ヶ月でしょうか?打ち鳴らされる幸福の鐘の余韻は次第に消え失せ、やがて恋の熱にぼかされていた生身の相手と直面する時が来ます。結婚生活を続けるためには倦怠との折り合い、多くの妥協・忍耐を要するでしょう。同じように、英語の学習を始めた当初は、夢は膨らみ、モチベーションも高いものです。しかし、成果は一朝一夕で現れるものでなく、モチベーションは低下していきます。学習を始めたときには輝いて見えた教材類も次第にその光を失い、手に取る頻度が落ちていくのです。やがて全く触れられなくなった教材類は本棚の片隅や押入れの中で風化することになります。

結婚生活に飽きても、離婚に踏み出すには、さまざまな障害や多くのエネルギーが必要なので、離婚率が急上昇しているといっても結婚生活の過半数は危機を乗り越え存続していきます。しかし、英語学習に飽きて学習を放擲することはいともたやすいことです。英語学習を止めても、周囲に迷惑がかかるわけでもなく、誰が傷つくわけでもありません。禁煙やダイエットに挫折した時と同様に、自尊心がわずかばかり損なわれる以外は。

私は、外国語の学習を成功するためには、脳天気と言っていいほどのポジティブ思考が重要だと考えています。それなのに、やや憂鬱な話から始めたのは、学習の初っ端から「倦怠」はどうしても避け得ない問題だからです。道程の少し先のことなら、スタート地点では敢えてそのことに触れず、来るべき時が来た時詳しく話すという措置も取れます。しかし、倦怠は、英語学習を始めた途端に直面する問題です。そして、そこでほとんどの初心者は息絶えるのです。

あまりに薔薇色の展望だけで、英語学習に乗り出すと日々のトレーニングの単調さと、効果の見えるまでの過程の長さに失望し臍をかむことになりかねません。晴れの日は毎日続くわけもなく、雨の降る日が必ず訪れます。雨を初めから予想し、雨の日をどう快適に過ごすかを考える方が賢明というものです。英語学習につき物の倦怠を初めから計算に入れ、飽きが来た時には、「おっ、来たな」と冷静に受け入れ、うまく付き合うことを覚えてください。やがて、倦怠を飼い慣らすことも出来るようになり、そうすれば英語習得の最大の障害にたいしても免疫ができたことになるのですから。この章で今後提供するアドバイスの多くは、直接、間接的に、この「倦怠」への対処法ということになるでしょう。

 

 

意欲満々で開始する英語学習。でも、序盤の気合の入れすぎにはご注意を。倦怠と共にスタート時の飛ばしすぎは、特に初心者の学習挫折の主要な原因のひとつです。

猛トレーニングで一挙に英語習得とばかりに逸る気持はわかりますが、序盤からの全力疾走はそうそう続かないもの。英語を身につけるためには質量共に充実したトレーニングを積むに越したことはないのですが、学習を開始したばかりの人が、いきなり一日に何時間にも及ぶトレーニングをするのは気をつける必要があります。まだ長時間のトレーニングが出来ていない体質ですので、オーバーワークの疲労が残り易く、初めの数日の興奮状態が過ぎたあたりから、この疲れが英語学習に対するネガティブな感情を醸成し始めます。

また、英語力は数日や数週間程でにわかに向上するものではありませんので、こんなにやっているのに報われない、という感情も生まれやすいものです。疲労と徒労感が悪循環を始めると、初心者のトレーニングは終焉に転げ落ちていくのです。

英語学習の継続は運動を続けることと同じです。例えばジョギング。私は、ジョギングを続けようと思いながら何度も挫折しました。よ〜し、やるぞと決意に燃える初日。ひいひい言いながら走るのを見られるのは恥ずかしいので、日が暮れてから満を持して外に出ます。1〜2キロは走っておかないとな、と勢い込みます。ところが、この1〜2キロさえ、鈍りきった体にはきついものです。なんとか、歯を食いしばって走り抜くものの、ノルマを終えると息は切れ、脚はがくがくの状態です。翌日また、ジョギングに行こうとすると、前日の苦しさが蘇って、くら〜く、おも〜い気分になります。久しぶりの運動で筋肉痛なども起こっていたりすると、辛い気分に拍車がかかります。それでも、なんとか2日目のノルマを果たすものの、もう苦行そのもの。何日目かに雨が降ったりします。「雨の日にジョギングなんてとんでもない。路面が滑って危ないし、風邪ひいたりしたら馬鹿らしいからな。俺は意志薄弱でジョギングしないんじゃないぞ。これは不可抗力なんだ。」と自分に言い聞かせます。それから、雨を心待ちにするようになります。やがて、自分に対していろいろな言い訳を作り、雨ならぬ美しい星空の夜でさえジョギングに出かけなくなるのです。流れ星が頭に当たる危険があるわけじゃなかろうに・・・

何度目かの挫折を経て、またジョギングを始める際、私は図書館で見つけたジョギング指導書のアドバイスに従ってみることにしました。まず、初日は数百メールで切り上げです。初めの一週間は距離を増やさない。ジャージに着替え、ジョギングシューズを履いて、外に出るものの、ほんの10分もしないうちに帰ってくるのです。次の週は少し距離を伸ばすものの、少しでも息が切れたらそこでストップです。

そんな風に徐々に距離を伸ばしていきます。とにかく苦しい思いをしない。疲れたらやめるのではなく、疲れの予感が来た段階で走るのをやめてしまうのです。物足りなさを感じるくらいのところで切り上げるのが味噌です。こんな風に続けていくうちに、まずジョギングに対する気の重さが全く無くなってしまいました。ジョギングは果たさなければならない義務ではeなく、一日の終わりの快適な気分転換に変わりました。そうこうするうちに、こんな怠惰な走り方にもかかわらず、苦痛なく走れる距離は順調に伸びていきました。そして、10キロ走れるまでに半年としていた計画は前倒しされ、3〜4ヵ月後には快適に10キロ以上走れるようになっていました。

英語学習を開始される方には、是非このやり方で始められることをお薦めします。一日の学習時間を、例えば3時間にすることを目標にしていても、最初は10〜20分から始めてみるのです。あえて、もう少しやりたいな、というところで学習を切り上げてみるのです。そして、英語を学習することに頭と体が慣れていくにつれて、徐々に時間を延ばしていきます。数ヶ月もすると、ねじり鉢巻、唇を固く結んでという必要もなく、ごくごく自然に当初目標とした学習時間をこなせるようになっている自分を発見するでしょう。

 

 

ちょっと場所や気分を変えると、同じ作業でも、ビックリするくらいに負担が軽く、快適になることがあります。例えば、ジョギングをする際、同じコースを周回するのと、風景が変わるコースでは同じ距離、時間でも疲労度が全く異なります。私は、数年前から、アスファルト上を走ると膝に痛みを覚えるようになり、土の上を走るため現在はやむを得ず近くの公園内を走っているのですが、これが実にこじんまりとしたコースで、一周するのに2分もかかりません。ですから、単調なコースを何十週もすることになり、狭いケージの中で車輪を回すハムスターのような気分になってきます。それでも、一週間に一回程度は、外のコースを走ることにしており、この際は、移り変わる風景の中で走れるので、実に気分爽快、気持の乗り方が違います。

ややもすると単調になりがちな英語学習・トレーニングですが、このようなちょっとした変化、演出がトレーニングの単調さを著しく軽減してくれます。いくつかの方法を提案してみます。


1.室内で―じっとしないで動き回る

大きな声を出す音読系のトレーニングでは、行う場所はどうしても自室になります。ただ、私はじっとしていると閉塞感を感じるタチなので、はじめ座っていたかと思うと、やおら立ち上がり、室内を歩き回りながら行っています。リピーティングなどでテープをかけている時は、1セクション終わって巻き戻さなければいけなくなると、また元のポジションに戻ってくるという具合です。端から見れば、ノイローゼの熊のように落ち着きがないかもしれませんが、これが私にとっては最善の方法なのです。もとより、一人でやるトレーニング、人目を気にする必要はありません。

外国語の学習はお行儀良く行わなければならないというルールなどありません。自分がリラックスできる姿勢・スタイルを選ぶといいでしょう。


2.お気に入りの場所に出かける

外に教材を持って出ることもお薦めです。私の場合は海が近いこともあり、よく車で海岸に行き、短文暗唱=瞬間英作文・フランス語作文などを行います。海原を眺め、潮騒を耳にしながらぶつぶつと短文を口にするのですが、「お勉強」の窮屈さは全然感じません。それでも、ちょっと飽きると、テキストを放り出して車の外に出て、釣りや投網をしている人の釣果を覗いたり、砂浜を散策して気分転換、また車に戻りトレーニング再開、と実に気ままにやっています。

近くに海は無いし、車にも乗らないという人でも、快適な場所はいくらでも見つかるでしょう。徒歩か自転車で近所の公園に出かけてみてはいかがでしょうか?ベンチに腰掛け、花々や木々に囲まれながらテキストを開いてみるといいでしょう。


3.通勤・通学の電車の中で

定番の方法ですが、車内学習は外国語学習の機械的部分を消化するには格好の方法です。電車内はできることが少ないので、他の場所なら避けられないもっと楽しい活動の誘惑がないからです。私自身、バイト先への電車の往復の時間を利用し、数ヶ月で数千語のボキャビルをしたり、短文暗唱=瞬間英作文を行い大きな成果を上げました。ボキャビルを済ませた後は、ペーペーバックや英文雑誌の多読にも車内空間を大いに活用させてもらいました。振り返れば、私の英語力の相当部分は電車内で形成されたと言えます。

私の教室でも、かなりの時間を通勤・通学の車内で過ごす人がいますが、モチベーションの高い人は、この時間を上手に活用するので、学習時間の不足に悩むことは有りません。あるビジネスマンは、車内学習ができる週日はしっかりトレーニングできるが、週末は家庭サービスをしなければならないので、むしろトレーニング量が落ちてしまうとこぼしています。まあ、まずは家庭円満がなによりですから、仕方ないですね。

最近では、車内で携帯メールに没頭している方も多いですが、英語上達を本当に望み、通勤・通学で、長時間電車内で過ごす人にとって、この時間を有効に使うか否かはトレーニングの成果に大きな影響を及ぼします。


4.車の運転中

一日に一定の時間車の運転をする人は、この時間も英語学習に使わない手はありません。私は以前横浜に住んでいた頃は、車を持つ必要も、その気もありませんでした。しかし、房総の田舎に移ってからは環境が一変しました。とにかく車がないと生活できないのです。必要に迫られて、マイカー生活を始めましたが、これはこれで機動性があり快適です。首都圏の渋滞とは無縁ですし。今では年間2万キロ以上走っています。こうなると、この時間を無駄にしてしまうのは惜しいので、動くトレーニングルームとして使っています。

車の中で行うのは、リスニング、リピーティング、シャドーイングです。私の生徒の多くもマイカー内トレーニングを実践しています。あるビジネスマンは私が課すリピーティングトレーニングのかなりの部分を運転中に行っています。その方はマイカー通勤の往復に必ず渋滞区間があり、その時間にリピーティングトレーニングするそうで、英語力がつく上にいらいらすることもなくなり一挙両得だそうです。

マイカー内トレーニングの大原則は、安全運転です。車が滑らかに走っている時は、運転に集中。英語トレーニングはラジオ番組や音楽のようにせいぜい聞き流し程度にとどめます。信号待ちや、渋滞の時にリスニングやリピーティングなどを行うといいでしょう。なによりも大切なのは、歩行者の保護、そして自分の安全です。この程度のトレーニングでも、長い期間のうちに大きな効果を上げるものです。


5.ウォーキングしながら

私がウォーキングと外国語学習の相性が抜群だということに気付いたのは、ごく最近のことです。私は有酸素運動としては、ウォーキングより単位時間内の消費カロリーが多いジョギング派です。しかし、去年(2004年)体調を崩し、まったく運動ができない時期があり、体調が良くなった年明け位からチューンアップのためにウォーキングを始めました。と、言っても、負荷の掛かるようなペースではないので、散歩といった方が良いかもしれません。始めてみるとなかなか快適でしたが、一人で一時間ばかりを歩くのは多少退屈で、またこの1時間という時間が、歩くためだけにはもったいなくも感じました。そこで、ウォーキング中にウォークマンを使いリピーティングをすることにしたのですが、これが大当たりでした。

リピーティングを行うのは、フランス語だったり英語だったり、その日の気分です。景色を眺めつつ快適に散歩しながらのリピーティングには、トレーニングの堅苦しさは全く有りません。また、リピーティングという作業が、一人で歩く退屈を埋めてくれます。つまり、リピーティング、ウォーキングそれぞれのわずかなマイナス面が相互の作用で完全に埋められて言うこと無しなのです。

私がウォーキングをするのは、川岸に沿って流れを辿り、川が九十九里の海に注ぐ河口で折り返すという絶好のコースです。きらきら輝くせせらぎを眺めながら歩を進めていると、どこからともなく白鷺が現われ、優美な舞いを披露してくれます。小さな水鳥達の可憐できびきびした動きも見ていて飽きません。もちろん、その間もしっかりと行っているリピーティングは、頭が完全にリラックスしているので、とても質の良い状態で行えます。やがて、海岸に着くと、白波に目をやりながら潮風を吸い込んで、折り返しです。全行程実に快適で幸福感で満たされ、最近になるまでこの方法を行ってこなかったことが悔やまれるほどです。ただ、最近は体調がすっかり良くなり、ジョギングとウェートトレーニングを再開したため、ウォーキングのための時間を毎日捻出するのは難しくなったのが悩みです。

ウォーキングしながらのリピーティングはテキストを持たずに行うので(そのほうが快適でしょう?)、初級から中級の人が行うには、すでに音読パッケージを完成しているか、ある程度トレーニングの進んだ素材を使うと良いでしょう。

英語を身につけるためには、当然ながらある程度の努力は必要です。でも、それを求道僧よろしくしかめ面で行う必要はありません。どうせやらなきゃならないなら、なるべく楽しく快適に。私が紹介した方法はほんの一例です。わずかばかりの工夫と遊び心で、あなたに適したスタイル、方法がいくらでも見つかるでしょう。

 

 

英語学習・トレーニングを継続し、良い結果を得るためには積極的に休息することが必要です。一回の学習・トレーニングの中でも、数十分に一回はこまめに休憩時間を入れるべきです。人間の集中が続く時間はそんなに長くはありません。気がそぞろになったり、ちょっと飽きを感じたら5〜10分のブレークを取って、それからセッションを再開する方が、何時間もぶっ続けに行うよりもずっと効率がいいものです。

中期・長期のトレーニングプランでも、計画的に休息期間を組み込んで下さい。外国語の上達度は詰まるところ、その言語に触れている時間の総量で決まるものです。TOEIC300点位の日本人が900点レベルに達するには、4000時間前後英語に触れる必要があるとされます。単純に考えれば、1日当たりのトレーニング時間が同じだとすれば、毎日欠かさず学習すればそれだけ早くゴールに到達することになります。

しかし、実際には計算通りには行かないことが多いのです。人間は機械ではなく、疲労もするし、気分のむらもあります。学習を続けることで蓄積する心理的な疲労には注意を払う必要があります。英語学習は、スポーツのトレーニングのように怪我をする恐れは無いし、肉体的な疲労感はあまり感じません。しかし、長期間気分転換をすることも無く学習を続けていると、気付かないうちに心理的な疲労が溜まってくるものです。疲労が溜まってくると、学習効率が落ちる、トレーニングに向かう気持が萎えるなどの症状がでるようになり、最悪の場合はすっかりやる気を無くし、学習をすっかりやめてしまうということも起こります。規則的に休息を取ることによってこのような事態を防ぐことができます。

毎日の学習・トレーニングは、1週間に1日は休息日を入れるといいでしょう。1日休みを入れると、次の日からまた新鮮な気分でトレーニングを行うことができます。もっと長いスパンでは、数ヶ月に一度、数日から一週間程度の休息を取ることを薦めます。ある程度長い休息期が入ることで、新たな気分で次の数ヶ月のトレーニングに向かうことができ、上達のうねりを作ることができます。

また、TOEICや英検などの受験直後に、数日完全に学習から離れ、気分転換を図り、本番に向け集中し、学習ペースを上げてきた疲れを癒し、新たなエネルギーを得るのに効果的です。ボクサーやキックボクサーが、試合で怪我を負わなくても、練習や減量などで酷使した肉体と精神を休めるために、試合後の一週間程度はジムワークを全く行わず完全休養を取るようなものです。トレーニングプランの一部として積極的に休息を取ることで、学習の頓挫を防ぎ、学習効果をあげることができます。

 

 

外国語の学習はマラソンのようなものです。一人で長距離を黙々と走っていくのは孤独なものです。しかし、共に走る人がいれば、随分と気分が変ってくるでしょう。英語学習でも、仲間を見つけることで、孤独感に耐えられず学習を諦めてしまうことを防げます。学校などに通わずに独学をする人も少し周りを見わたせば、同じ目的を持つ伴走者を見つけることは難しくありません。

週1回から月1回程度の英語・英会話サークルなどはたくさん有ります。会費は無料からお茶代程度と負担になるものでは有りません。軸となる学習プランは自分で立て、普段はそれに沿った学習・トレーニングを行いながら、時々こうした場に顔を出すと、気分を転換になるし、色々な目的、スタイルで英語を学習している人に出会い、刺激を受けることも多いでしょう。

音読やボキャビルといった基本的には一人でおこなうトレーニングをテーマにしたサークルも有ります。定期的に会って共に合同練習を行ってトレーニングに対するモチベーションを上げたり、次回の会合までのノルマを作ってペースメーカーとして使うなど、さまざまな効果があるようです。

インターネットの世界では、ブログで多くの英語学習者が自分の学習記録を公開しています。独創的な学習法や学習上の悩みやその解決法など、英語を独学している人にとって刺激とヒントに満ちた内容です。また、英語学習者同士が集うことを目的としたサイトや掲示板もあり、インターネットは今後も英語独学者の孤独感と閉塞感の大きな突破口となっていくのではないでしょうか?

 

 

英語学習を継続するためには、徹底したポジティブ思考をお薦めします。学習・トレーニングをしている限り、そのプロセスで出てくる結果は、とにかく肯定的に捉えましょう。自分の努力に対して、習慣的に肯定的な気持であるか否定的であるかは、その成果に大きな違いを生みますし、学習・トレーニングの継続の成否そのものを分ける要素です。

例えば、1,000の英単語を覚えて、しばらくしたら500を忘れたとします。これは、がっかりすることではなく、喜ばしい結果です。500の単語が定着していたということですから。むしろこのことに気を良くして同じ作業を繰り返していけば、語彙は膨れていくだけで、間違っても目減りはしていきません。

逆に、半分忘れたということばかり気に病んでしまうと、次のステップを踏む気持も萎えてしまいます。コップに半分の水が入っている時、悲観主義者は「もう半分しか残ってない」と暗い顔になり、楽観主義者は「まだ半分もある」、とにんまりとする、というのはよく聞くたとえ話です。砂漠で道に迷っている時、コップに半分の水しかなければ、楽観主義を決め込むのは難しいでしょう。しかし、英語学習はそれほど切羽詰ったことではないのです。一定の期間の後、以前より進歩していればいいのです。底抜けの楽観主義者であることになんの不都合もありません。

英語学習をする際には、是非、中期的、長期的プランを立てることは是非実行したいことですが、計画通りに消化できなくても、がっかりしたり、自分を叱りつける必要はありません。だいたい、計画というのは、仕事が突然忙しくなるとか気分の落ち込みといった不測の事態を計算に入れず立てるものです。まったくの無風、真空の状態を想定しているようなものです。ですから、計画どおりに学習をこなせる人は滅多にいません。計画を立てる最大の意義は、学習・トレーニングの当面の方向性が決まるということです。これによって学習がその場限りの散逸・漏電的なものにならず、成果を生む方向に動き出すということです。計画の70パーセントも消化されていれば、完璧と考えるべきです。

なにかを学んでいる時に、努力をしているのに、指導者から、ミスや不完全さを指摘、叱責ばかりされていると、気持ちが萎縮してしまいます。自分に対してもこうした懲罰主義のスタイルは百害あって一利なしだと私は思っています。自分を罰したり、鞭打つのはよして、おおらかに、楽観主義でいましょう。

 

 
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